デュロック純粋種について

デュロック純粋種とは?

デュロック種とは豚の品種の1つです。

他の品種と交配をさせていないデュロックを

”純粋種”をつけ「デュロック純粋種」と表記、呼称されてきました。

最近ではデュロック豚、純デュロック豚、純粋デュロック豚などの表現も見かけます。

デュロック種の原産はアメリカです。ルーツをさかのぼっていくと、19世紀初頭に西アフリカ、スペイン、ポルトガル原産の赤色の豚がニューヨーク州に輸入されました。この赤色の豚の所有者が「デュロック」という名のサラブレット(馬)を所有していたことから、デュロック系と呼ばれるようになります。 しかし、これがそのまま現在のデュロック種になったわけではありません。

米国のニュージャージー州にはもともと「ジャージーレッド」という赤色の豚が存在していました。
輸入されたデュロック系と、ジャージーレッドの2種類の赤色の豚は本来まったくの別物でしたが、同時に分布が広まり、1883年にデュロック・ジャージー登録協会が設立され、「デュロック・ジャージー」というひとつの品種とみなされるようになりました。そしてジャージーという部分が徐々になくなり、現在では単にデュロックと呼ばれるようになったのです。
そのためか、デュロック種といっても毛の色はさまざまで、黒褐色に近いものから、明るい赤色、黄色あるいは金色に近いものまで多様です。 


※参考:田中智夫著(2001) 「アニマルサイエンス④ ブタの動物学」 30 頁. 発行:財団法人東京大学出版会

このデュロック種は肉質と歩留りも良い品種でありますが、繁殖能力が低く、そのためにデュロック純粋種をお肉として、生産している養豚場は数が少ないです。

種豚としてデュロック種を生産、飼育している養豚場さんはたくさんあります。

三元豚、三元交配豚という言葉をお聞きになったことはありますでしょうか。

日本にはたくさんのブランド豚が出回っていますが、その数は600に近い。その8割近いブランド豚のほとんどが、豚の三品種を交配させた三元豚、三元交配豚です。

三元豚の肉質向上のための品種として、デュロック種が活躍しています。

方波見牧場のデュロック純粋種については

「自称、デュロック研究所」の記事をご覧ください。

 

 

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